ナオーキのなんでもレビュー

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映画『ゴーストブック おばけずかん』をアマプラで観た感想(ネタバレなし)

「その本を、開いてはいけない」

人気童話シリーズ「おばけずかん」を元にしたこの実写映画。

ゴジラ-1.0(マイナスワン)」で一躍その名を世界に轟かせた山崎貴監督の、コミカル路線のこの作品、アマゾンプライムビデオにて視聴してみました!

(ネタバレなしのレビューですが、特定のシーン、キャラに対する言及はあります)

ゴーストブック おばけずかん

『ゴーストブック おばけずかん』

2022年 日本映画

上映時間 113分

監督   :山崎貴

脚本   :山崎貴

キャスト :神木隆之介 新垣結衣 城 桧吏 柴崎 楓雅 サニー マックレンドン 吉村文香

 

予告編はこちら↓

目次

 

あらすじ

その本を、開いてはいけない。

地方の小学校に通う仲良し男子小学生グループの一樹、太一、サニーの3人は、町はずれの祠である願い事をした。

その直後、3人は謎の白い生物を見る。

その後3人が祠のあった場所に行ってみると、そこには祠の代わりに奇妙な建物が建っていた。

好奇心のままに建物に入る3人。

その建物の中で「おばけずかん」を手に入れた3人だったが、そこを出ると、自分たちがいた世界とは少し違った、「奇妙な世界」が広がっていた。

 

監督は『ゴジラ-1.0(マイナスワン)』の山崎貴

この作品の監督は、2023年に公開され、世界的にヒットした映画『ゴジラ-1.0』を手掛けた山崎貴監督です。

他には『ALWAYS 3丁目の夕日』「永遠の0』『STAND BY ME ドラえもん』などの作品があり、私は『ドラゴンクエスト ユア・ストーリー』という3Dアニメ作品を視聴したことがありますが、最後のオチに批判が集まった作品ですが、全体的にはかなり完成度の高い作品だったと記憶しています。

 

感想

ストレンジャーシングスっぽい

小学生の男の子3人組が主人公、基本的に自転車で移動。あとで同年代の女の子が加入する、という構成が、Netflixオリジナルドラマシリーズとして、社会現象となるほどに大ヒットしたあの『ストレンジャーシングス』っぽいなと思いました。

異世界に行く、という流れも同じですね。

 

家が動くシーンは『インセプション』を思わせる

3人+新垣結衣ことガッキー演じる女の先生葉山瑤子が「おばけずかん」に導かれて「奇妙な世界」に行ってから、割と頻繁に起こる「家の中で部屋がずれる」ように動くシーンを見たときは、クリストファー・ノーラン監督のヒット作「インセプション」の夢の世界を想起しました。

あそこまで豪快に動くことはないですが、あれの小規模バージョンといった感じです。

 

おばけは怖いというよりコミカル

中盤に登場するおばけたちは全然怖い感じはなく、むしろかわいくてコミカルな印象です。

おばけ役の声優は、人気声優の釘宮理恵杉田智和大塚明夫などが担当しています。

普段アニメの仕事をやっている声優が担当していることもあり、おばけの描き方はアニメっぽさがあり、実写との相性はあまりよくないと、個人的には思いました。

 

子役たちの演技は残念ながらイマイチ

少年3人+異世界で再会する女の子、橘湊役の子役たちの演技は、全員が素晴らしかった「ストレンジャーシングス」の子役たちの演技と比べてしまうと、残念ながらイマイチでした。

 

「おばけずかん」の設定を上手く使った痛快なシナリオ

演出面は大人目線から見ると少し子供だましかな、と思う一方で、上手く工夫された脚本のほうは素晴らしいと思います。

「おばけずかん」はずかんに封じ込めたおばけを一度だけ呼び出して、呼び出した者の命令を遂行させることができる、という設定。

この設定を上手く使って、ここぞというところでおばけを呼び出してピンチを乗り切る、このかなり痛快な脚本は評価できます。

 

神木隆之介の出番はとても少ない

神木隆之介ファンの皆さん、この映画のジャケ写を見ると神木隆之介が主役のようにも見えますが、残念ながら彼の出番はとても少ないです。

 

ラスボス「ジズリ」のビジュアルはかなりかっこいい

「図鑑坊」「一反木綿」「百目」など、コミカルなおばけが続く中、ラスボスの、ドラゴンと虫が合わさったようなおばけ「ジズリ」はかなり迫力があり、かっこいいです。

咆哮する様はゴジラを思わせ、さすが「ゴジラ-1.0」の山崎貴、といった感じですね。

 

エンディングテーマは星野源

エンディングテーマを歌うのは、ガッキーの旦那、星野源です。

いつもの星野源の曲で、かなりポップな感じの曲、そしてエピローグは続編を少し匂わせる感じで終わります。

 

まとめ

さて、この「ゴーストブック おばけずかん」、最後まで観た感想は、全体的なスケールの小ささ、子役の演技力不足は少し気になったものの、よく工夫された脚本、完成度の高いVFXなど、良いところもたくさんありました。

作品全体の印象は、とにかくシリアスさがほとんどない、軽めのコミカル路線だということ。

もちろん残酷な表現なども一切ありませんので、子供と一緒でも、安心して観ることができます。

家族で安心して2時間楽しめる、良作だと思います。

 

Amazon Prime Videoでの視聴はこちら↓

ゴーストブック おばけずかん

 

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