「圭じゃなきゃ、俺の球は捕れない」
中学時代、「怪物バッテリー」と呼ばれた天才投手清峰葉流火と”知将”捕手要圭。
しかしその道は、要圭の突然の記憶喪失によって閉ざされてしまった。
野球を諦め、野球無名校の都立高校に進学した2人の復活と、絆を描いたこの『忘却バッテリー』。
完璧な演出が光る第1話を観て、感想とレビューを書いていきたいと思います!
(ネタバレありのレビューです)
『忘却バッテリー』
2024年 日本アニメ
監督 :中園真登
目次
あらすじ
中学野球において、「怪物バッテリー」と称されていた完全無欠の投手清峰葉流火と”知将”と呼ばれた捕手要圭。
全国の野球強豪校からスカウトを受けていた彼らが入学したのは、野球無名校の東京都立小手指高校だった。
そして圭は記憶喪失になり、野球に関する知識も、興味も、失ってしまっていた。
登場人物
清峰葉流火(きよみねはるか)
CV:増田俊樹
ポジション:投手
身長185cmの恵まれた体格から繰り出される剛速球が武器の投手。
長身イケメンだが、性格は無口でコミュニケーション能力に乏しい。
中学までは要圭と共に「怪物バッテリー」と称されていた。
要圭(かなめけい)
CV:宮野真守
ポジション:捕手
身長:172cm
中学までは冷戦沈着なリードでチームを勝利に導く”知将”と称された野球選手だったが、高校生になってからは記憶喪失のため、野球の腕は素人同然になってしまった。
山田太郎(やまだたろう)
CV:梶裕貴
ポジション:捕手
身長:164cm
本作の語り手。
小柄で野球センスも高くないが、穏やかな性格で、仲間からの人望が厚い。
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感想
女性原作者らしいイケメン設定
まず良くも悪くも気になったのが、主人公、清峰葉流火の長身イケメン設定。
イケメンと言っても「男前」という感じではなく、他の野球漫画、アニメにはあまり登場しないいかにも女性受けしそうなイケメン設定は、女性原作者ならではと言えるのかもしれません。
もう一人の主人公要圭もおちゃらけて寒いギャグを連発するキャラ設定ながら、身長は平均よりやや上、金髪と、ビジュアル的にはかなり女性受けする印象です。
シリアスとギャグの絶秒バランス
記憶喪失になり、”知将”としての人格が消え、寒いギャグを連発するような(痛い)キャラになってしまった要圭。
今後も寒いギャグを連発する要圭に対し、ツッコミを入れまくる山田太郎、という、シリアスな野球シーンの合間にふんだんにギャグシーンを入れた展開が続きそうです。
「怪物バッテリー」復活までの演出が最高
第1話のクライマックスは野球部の2年生と葉流火との対戦シーン。
最初葉流火の球を受けるキャッチャーは山田太郎。
「俺の本気の球を受けられるのは圭だけ」と言わんばかりに、100km/h程度に加減した球を投げる演出がにくい。
そしてそれを見ていた要圭の顔が段々マジになっていき、山田とキャッチャーを交代し、要圭を前にして本気モードになった葉流火から放たれる剛速球!!
最高の演出です。
「思い出させてやるよ」
「俺の球で、思い出させてやるよ。野球の楽しさ」
素敵なバディストーリーが始まりそうな、予感!
主題歌はMs. GREEN APPLEの『ライラック』
オープニング主題歌はロックバンドMs. GREEN APPLEの『ライラック』です。
爽やかなアップテンポナンバーで、この作品にぴったりだと思います。
エンディングテーマはマカロニえんぴつの『忘レナ唄』。
エンディングでは、作中とは違う絵本のようなタッチで主人公2人の子供時代~少年時代が描かれ、好印象です。
まとめ:幼なじみの絆を描く良作になりそうな予感!
第1話ではメインキャラは3人のみの登場でしたが、これからなぜか野球とは縁のない都立高校に野球の天才たちが集まり、最強チームが結成される模様!
野球と記憶喪失を組み合わせたこれまでにない意欲作。
失われた天才バッテリーの復活はあるのか?!
幼なじみの絆を描く良作アニメになりそうな予感に、これからも、目がはなせません!
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