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【トム・クルーズ】映画『オブリビオン』をアマプラで観た感想・レビュー

ハリウッドを代表するスーパースター、トム・クルーズが、のちに大ヒット作となる『トップガン・マーヴェリック』でコンビを組むジョセフ・コシンスキー監督と制作したSF大作映画『オブリビオン』。

やや難解だと言われるこの作品、前情報なしで観て、率直な感想を書いてみました!

(シナリオの根幹となる、決定的なネタバレはしておりません)

オブリビオン(吹替版)

オブリビオン

2013年 アメリカ映画 原題:Oblivion 上映時間 124分

監督   :ジョセフ・コシンスキー

脚本   :ウィリアム・モナハン カール・ガイダシェク マイケル・アーント

(キャスト)

ジャック・ハーパー   :トム・クルーズ

ヴィクトリア・オルセン :アンドレア・ライズボー

ジュリア・ルサコーヴァ :オルガ・キュリレンコ

マルコム・ビーチ    :モーガン・フリーマン

サイクス軍曹      :ニコライ・コスター=ワルドー

 

目次

 

あらすじ

西暦2077年、地球は異星人スカブからの侵略を受け、戦争には勝利したが、使用した核兵器によって荒廃し、人が住めない場所になってしまっていた。

ジャック・ハーパートム・クルーズ)とヴィクトリア・オルセンアンドレア・ライズボー)の2人は任務のため地球に残り、高度1,000メートルの上空から地球を監視していた。

「汚染地区」に入ったジャックは、自分とまったく同じ外見をした男に出会う。

 

オブリビオン」という言葉の意味

oblivion」という単語の意味するところは、「忘却」「忘れられている状態」です。

記憶を消されてしまっている主人公が、真実を追い求める物語、という意味を込めて、制作者はこのタイトルを付けたのでしょう。

 

感想

前半はほぼトム・クルーズの一人芝居

前半の登場人物はトム・クルーズ演じるジャック、アンドレア・ライズボー演じるヴィクトリア、そして本部の女性の3人だけ。

本部の女性は通信しているときにモニターに映し出されるだけなので、前半の登場人物はトムとアンドレアのほぼ2人です。

 

画面のほとんどはトム1人で、1人で調査したり、見えない敵と戦ったり、かなりの長時間トムの一人芝居が続きます。

 

球体をテーマとしたメカニックデザイン

この映画に登場するメカは主に2種類。

主人公ジャックが乗る進化型オスプレイのような飛行マシンと、無人機のドローンですが、ジャックが乗る飛行マシンは球体を3つ組み合わせたような形、ドローンは球体そのもの、といった感じのデザインで、シンプルながらなかなか未来感があり、おしゃれなデザインだと思います。

 

トム・クルーズの肉体美

トム・クルーズの肉体美アピールもしっかりあり。

男性から見てもほれぼれするようなムキムキマッチョです。

これで当時50歳。

さすがスーパースター、トム・クルーズといったところです。

 

映画『トップガン』を思わせる、リアルな飛行シーン

この『オブリビオン』が他のSF映画と違う点に、飛行シーンのリアルさが挙げられます。

この映画は2077年の地球が舞台、という設定。

主人公ジャックの乗る飛行マシンは、未来的ではあるものの、「スターウォーズ」に出てくる乗り物ほど現実離れはしていません。

急降下したときに観ているこちらもGを感じるような、リアルな飛行シーンの描写は、自身も飛行機を操縦するトム・クルーズの映画ならではの演出と言えるかもしれません。

 

ヒロインはエキゾチックな東欧系美女、オルガ・キュリレンコ

ヒロインは冒頭から登場するアンドレア・ライズボー演じるヴィクトリアかと思いきや、中盤から新たな女性が加わります。

それが、オルガ・キュリレンコ演じる真のヒロインのジュリア・ルサコーヴァです。

本人の名前も、そして役名もいかにも東欧系ですが、その通りで、オルガ・キュリレンコウクライナ出身の女優です。

西欧系のトム・クルーズアンドレア・ライズボーとは少し顔立ちが違いますね。

 

彼女はフランスでモデルとして成功した後、2005年から女優業を開始しています。

ウクライナ語、ロシア語、英語、フランス語、イタリア語、スペイン語の6か国語を操るマルチリンガルとのこと。

 

ニコライ・コスター=ワルドーが出演

人気ドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』ファンとしては見逃せないのが、『ゲーム・オブ・スローンズ』で長年に渡ってジェイミー・ラニスター役を演じたニコライ・コスター=ワルドーが出演していることです。

出番はそれほど多くありませんが、スカブの司令官役を熱演。

ちなみに彼はデンマーク人です。

 

まさかのトム・クルーズVSトム・クルーズ

これはネタバレになりますが、中盤、トム・クルーズVSトム・クルーズの格闘シーンがあります。

唯一無二のスーパースター同士の対決が見られるのは、この映画だけ!!

・・・かもしれません。

 

結局敵がドローンばかりなのが少し残念

終盤に入ると主人公ジャックとスカブのメンバーが手を組み、かなり大規模なバトルアクションが行われますが、そこで敵になるのも今までさんざん出てきた球体のドローンばかりなのが少し残念に思いました。

ここで新たな敵メカを投入すれば、かなり盛り上がったのに。

 

やや難解なシナリオ

ストーリーの大まかな流れはわかりますが、細かい設定は解説を見なければわからないような、やや難解なシナリオの映画です。

スターウォーズ」のような、見た人が誰でもわかるような、わかりやすいSF映画ではありません。

 

まとめ(やや難解なSF映画

この映画を最後まで観た感想として、撮り方は完全にエンタメ映画なのに、シナリオは難解で芸術映画的要素もあり、どうも中途半端な位置づけになってしまった映画だな、という印象でした。

魅力的なヒロインを演じたオリガ・キュリレンコが、ヒーロー、トム・クルーズに守られるだけの古典的お姫様ポジションで、あまり活躍の機会がなかったのも、少し物足りなかったですね。

この映画は中盤以降、結構壮大な仕掛け、どんでん返しがありますので、それはご自身で観て確認していただきたいと思います!

まだ観ていない方はアマゾンプライムビデオでぜひ!!

 

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オブリビオン (字幕版)

オブリビオン(吹替版)

 

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