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アニメ『怪獣8号』第1話をアマプラで観た感想・レビュー

怪獣8号

このなんともそそられるタイトル。

地震のような頻度で怪獣が発生する架空の日本を舞台に、1度夢を諦めた、中年になりかけの1人の男の人間ドラマ。

日本防衛隊隊長というスターになってしまった幼なじみ。

そして日本防衛隊員を目指す若き後輩との関係も見逃せないこのアニメ作品。

その第1話をアマプラで観た感想を、書いていきたいと思います!

ネタバレありのレビューです

第1話 怪獣になった男

『怪獣8号』

2024年 日本アニメ

原作   :松本直也

監督   :宮繁之 神谷友美

脚本   :大河内一楼

音楽   :坂東裕大

 

目次

 

あらすじ

怪獣が出現することが当たり前となった日本。

幼なじみの亜白ミナと共に日本防衛隊員になり、「怪獣を全滅させよう」と誓い合った日比野カフカだったが、夢破れ、32歳の現在は怪獣死体の清掃業者、モンスタースイーパーに就職し、働いていた。

そんな彼が、野心あふれる後輩、市川レノとの出会いをきっかけに、もう1度日本防衛隊を目指すこととなる!

 

登場人物

日比野カフカ/怪獣8号

CV:福西勝也

本作の主人公。

幼い頃に住んでいた街が怪獣の被害に遭い、幼なじみのの亜白ミナと共に「日本防衛隊」を目指すが、試験で不合格となり、夢破れ、現在は怪獣死体清掃業者「モンスタースイーパー」の一員として働いている32歳の男性。

日本防衛隊の年齢制限が33歳未満に引き上げられたことを市川レノに聞き、再び防衛隊入隊を目指す。

 

亜白ミナ

CV:瀬戸麻沙美

カフカの幼なじみの27歳の女性。

日本防衛隊第3部隊長。

人気・実力ともに日本防衛隊屈指の部隊長として名高い。

 

市川レノ

CV:加藤 渉

日本防衛隊」志望で、怪獣死体清掃業者「モンスタースイーパー」でアルバイトとして働く18歳の男性。

性格はツンデレ

 

感想

怪獣が日常的に現れる日本、という設定

冒頭から怪獣に襲撃される神奈川県横浜市

まるで地震のように、怪獣が現れることが日常的となってしまった日本が舞台。

信号機は赤の横に「怪獣」のランプがあり、道路には「怪獣専用」と書かれた車線があるのが面白い設定です。

そんな中、人間離れした動きで、生身のまま怪獣を撃退する日本防衛隊の亜白ミナ

彼女が主人公日比野カフカの幼なじみです。

 

いわゆる「負け組」男が主人公

主人公の日比野カフカはキラキラした英雄扱いの「日本防衛隊」とは違い、誰かが必ずやらなければならない仕事をしているにも関わらず、スポットライトを浴びることのない、怪獣死体清掃業者

現代日本で言えば、皆の憧れのキラキラした職業、医者、弁護士、IT企業経営者などとは対極に位置する、いわゆる3Kの仕事を担う「負け組」男です。

 

うだつの上がらない顔をした数人の男たちがダラダラ食事しているところから、責任者の「よーし、仕事だ」の一声から、だるそうに動き出すシーンは、そういう「負け組」男たちの日常を、本当にうまく表現していると思います。

 

主人公カフカはそんな「人がやりたがらない仕事」をやっている人間の中でも、かなりのベテランで、優秀なスタッフ、という設定です。

 

市川レノの登場で動き出す物語

何で、諦めちゃったんすか?

「こっち側」にいる冴えない自分と、「あっち側」にいるスター扱いの幼なじみの亜白ミナを比べ、悩むカフカがいつものように会社に出勤したとき、新人バイトとしてカフカの前に現れた若者、市川レノが言い放った言葉。

 

市川レノというキャラクターは目つき鋭く、クールな性格で言いたいことはためらわず言い放つというタイプ。

そんなクールなレノが、悪臭に苦しめられながら行う「腸作業」に悪戦苦闘する姿が笑いを誘います。

 

なんだかんだで世話してくれた先輩のカフカに「ありがとうございました」と礼を言ったあと、照れる姿もツンデレっぽくかわいい。

 

「余獣(よじゅう)」に襲撃される2人

日本防衛隊が撃退した怪獣に寄生していたと思われる「余獣(よじゅう)」に襲われるカフカとレノの2人。

この作品では怪獣災害の中心となる怪獣を「本獣(ほんじゅう)」、それに付随して発生する怪獣を「余獣(よじゅう)」と呼び、地震災害における「本震」と「余震」の関係を彷彿とさせます。

「余獣」は「本獣」と比べるとかなり小さいですが、とても生身の人間に太刀打ちできそうな相手ではありません。

レノをかばって、1人で「余獣」を引き付けるカフカ

 

「何でこうなった?」

この作品の中で、何度も繰り返されるカフカの言葉「何でこうなった?」。

それは繰り返し挿入される小学生時代の回想シーンにおける、亜白ミナと誓い合った「どっちがかっけえ隊員になるか勝負だ!」というセリフと対になっています。

「かっけえ日本防衛隊員になる」という夢を叶えたミナと、夢を諦めたカフカ

 

なんで同じ場所で夢を誓い合ったミナが「あっち側」にいて、俺は「こっち側」にいるんだろう?

そんな主人公カフカの苦悩が、この作品全体に通じるテーマとなっていきそうです。

 

怪獣になった男

病院でとなりのベッドで寝ている市川レノ

すげえかっこよかったっす

と言われ、改めて日本防衛隊を目指すことを決意しようとするカフカ

 

そんな中で虫のような姿の「謎の幼獣」に寄生され、ダークヒーローのような姿の「怪獣」になってしまうカフカ

この先の展開が楽しみです!

 

まとめ

さて、災害大国日本において、怪獣発生を地震などの災害のメタファーとしてあつかっている、『シン・ゴジラ』系統のこの作品。

シリアスとギャグのバランスがよく、先の展開が楽しみになる第1話でした!

この先、「日本防衛隊」入りを目指すであろうカフカとレノの先輩後輩コンビ

そしてカフカと幼なじみのの亜白ミナとの関係がどうなるのかも、とても気になります!

 

アマゾンプライムビデオでの視聴はこちら↓

第1話 怪獣になった男

 

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