ナオーキのなんでもレビュー

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映画『ダンジョンズ&ドラゴンズ アウトローたちの誇り』を観た感想(ネタバレなし)

ついに観ましたよ~。D&D好きとしてはたまらない作品!!

(ネタバレなしのレビューですが、特定のシーンに対する言及はあります)

ダンジョンズ&ドラゴンズ アウトローたちの誇り

ダンジョンズ&ドラゴンズ アウトロー達の誇り』

2023年 アメリカ映画 原題:Dungeons & Dragons : Honor among Theives

上映時間 134分

監督、脚本:ジョナサン・ゴールドスタイン ジョン・フランシス・デイリー

キャスト :クリス・パイン ミシェル・ロドリゲス

 

予告編はこちら↓

目次

 

あらすじ

かつて秘密組織ハーパーに所属していた吟遊詩人のエドガンは、妻をレッドウィザードに殺され、残された娘キーラを育てるために盗賊となり、その結果、投獄されてしまった。

彼らは脱獄したが、エドガンの娘キーラは彼らをだまして権力者となった詐欺師フォージに篭絡され、父エドガンを憎むようになってしまっていた。

フォージを倒すため、そして娘キーラを取り戻すため、エドガンは仲間を集め、冒険の旅に出る。

 

感想

いきなり高レベル呪文が登場!

冒頭から「ハーパー」「レッドウィザード」と、D&D系のゲームをやってきた人間がニヤニヤしてしまうようなキーワードが連発。

そして序盤、主人公たちのパーティがハーパーの拠点に乗り込むシーンでは、「チェーンライトニング」「タイムストップ」などの高レベルウィザード呪文が登場し、「いきなりキター!」と思ってしまいました。

 

主人公は吟遊詩人の男、その相棒は女バーバリアン

主人公は吟遊詩人のエドガン。

そしてそのエドガンと兄妹のような関係のバーバリアンの女ホルガ、この2人を中心に、ストーリーは展開していきます。

 

詐欺師フォージ役でヒュー・グラントが出演

主人公たちをだまして権力を手に入れた詐欺師フォージ役で、『ノッティングヒルの恋人』や『ラブ・アクチュアリー』などで有名なイギリスの俳優、ヒュー・グラントが出演しています。

悪党のはずですが、ヒュー・グラントが演じているのでどうしてもいい人感が出てしまう!

 

アウルベア登場

ダンジョンズ&ドラゴンズならではというモンスター、「アウルベア」が序盤にドルイドが変身するモンスターとして登場します。

CGの感じも迫力があり、いい感じです。

アウルベアは後半でも大活躍します。

 

D&Dらしく、仲間を集めていくエドガン

吟遊詩人エドガンのパーティメンバーは

人間のバーバリアン女 ホルガ

ハーフエルフのソーサラー(魔法使い) サイモン

ティーフリングのドルイド ドリック

人間のパラディン ゼンク・エンダー

です。

 

ハーフリングが小人ではない

これまでのファンタジー映画などでは、ハーフリングやホビットなどの種族は小人の俳優を使っていた印象がありますが、この作品においてはハーフリングは普通の人間を半分くらいの身長に縮小したような合成技術を使用しています。

 

ティーフリングのドリックがかわいい

アメリカの女優ソフィア・リリス演じるティーフリング(悪魔と人間の混血)のドルイド、ドリックがかわいいです。

彼女、どこかで見たことあるなと思っていたら、Netflixオリジナルドラマの『ノット・オーケー (I Am Not Okay With This)』で超能力が使える(おばさんっぽい髪型の)主役の女の子を演じていた女優さんですね。

髪型が全然違うので気づきませんでした。

 

コメディ色の強い演出

同じファンタジーでも大ヒットドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』の重々しく深刻な演出と比べると、この映画は明るく楽しく笑いの要素が多い演出となっています。

しかしおバカ路線に走るようなB級感はなく、大元のストーリーはかなりしっかりしてます。

シリアスなシーンとコメディシーンとのバランスがよく、最近の映画によくあるようなわかりにくさもなく、100%エンタメに振り切った演出となっています。

 

泣けるシーンもあり

明るく楽しいこの映画、後半には泣けるシーンもあります。

冒険あり、笑いあり、涙あり、の総合エンタメです。

 

ラストバトルではメテオスウォームも登場

ラストバトルにおいてはメテオスウォームやマジックミサイルといったD&Dファンにはたまらない定番呪文も登場します。

 

まとめ

さて、明るく楽しく笑えるこの映画、まず言及しておきたいのは『ゲーム・オブ・スローンズ』にあるようなエロシーンや残酷なシーンなどは一切ないので、家族でも安心して観ることができるということです。

最近のファンタジーは結構残酷なシーンとか多いですからね。

 

主人公が剣を振り回すヒーローではなく、戦闘能力がほとんどなく、作戦を考えるだけの男、という設定もなかなか面白いと思いました。

 

ダンジョンズ&ドラゴンズをまったく知らない人でも楽しめますが、知っていれば1.5倍は楽しい、というD&Dファンに向けた作品のようにも思えました。

最近の映画にありがちなわかりにくさは一切なく、100%エンタメに振り切った、とにかく楽しい2時間超の娯楽作品でした!

 

個人的評価 9/10

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