私はショートフィルム(短編映画)を観るのが大好きです。
優れたショートフィルムは数分間という短い時間において、オチもあり、しっかり私たちを楽しませてくれます。
ショートフィルムは娯楽が溢れかえり、どれを観るのが正解なのかわからないと思っていある現代人にはぴったりの娯楽ではないでしょうか。
作品選びに失敗したとしても、ロスとなるのはほんの数分間だけです。
ショートフィルムの多くの作品は、Youtubeにおいて無料で視聴することができます。
(しかし日本語字幕がある作品は多くありません)
さて、今回紹介するショートフィルムは『Afraid』という作品。
コーヒーショップの店員が店を閉めて、立体駐車場にとめてある自分の車へと向かう、ただそれだけの3分30秒のホラー、スリラー作品です。
この作品はセリフがまったくないので、英語がわからなくても楽しめますよ。
ちなみにタイトルのAfraidという英単語は、「(人が)恐れや不安を感じて」という意味の形容詞です。
主人公は若い白人女性。
開始約40秒の時点で向こう側からガラの悪そうな若い男4人組が歩いてきて、主人公の女性は不安げに目を伏せ、イヤホンを耳にはめます。
若者たちに声をかけられても聞こえないふりをするための対策でしょうか。
Youtubeのコメントでは、若い女性が夜道を歩くときは、イヤホンをするのは危険だからやめたほうがいい、というコメントがありましたが、私も同じ意見です。
主人公は若者たちの1人とぶつかってしまい、鍵を落とし、それを拾って前を向くと黒いフードをかぶった男が彼女の目の前に現れます。
しかし彼女がもう一度前を向くと、その男は跡形もなく消え去っています。
フードの男は彼女の恐怖が生み出した幻なのでしょうか?
はたして彼女は無事車にたどり着いて、帰宅することができるのか?
たった3分30秒の作品ですが、その短い時間の中で「緊張→弛緩→そしてまた緊張」というホラー映画の基本となる演出がしっかり使われていて、オチもしっかりあり、楽しめる作品となっています。
本編はこちら(Youtubeの動画)↓
今回は短い時間でしっかり楽しめる、良作ショートホラームービー『Afraid』を紹介しました~。