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ネットフリックスで『捕食者の世界 エピソード3 ピューマ』を見た感想

引き続きネットフリックスの動物ドキュメンタリー、『捕食者の世界 エピソード3 ピューマ』を視聴しました。

 

今回の舞台は南アメリカパタゴニア

そこの食物連鎖において頂点に君臨するネコ科の猛獣、ピューマが今回の主人公です。

 

予告編はこちら↓

 

目次

 

主人公の名は「ルペストレ」

今回の主人公も前回の「ライオン」と同じく子供たちを必死に育てる母親で、名前は「ルペストレ」です。

鳴き声は甲高く、意外とかわいいです。

 

単独で子育てするピューマの母親

他のネコ科の猛獣同様、ピューマの母親も群れを作らず単独で子育てするそうです。

ライオンを除いて、ネコ科の動物はこのケースが多いですね。

 

前回のライオンの母親ニッキーと同様、ルペストレも狩りをするときは子供たちを離れた場所に隠しておかなければならず、生態系の頂点に君臨するピューマと言えども子供の頃は他のライバルピューマに殺される可能性は十分にあり、野生において生き残ることの厳しさを感じます。

 

ピューマの狩り

ルペストレの最初の狩りはグアナコというラマのような草食動物を狙います。

他のネコ科の猛獣同様、身を低くしてスニーキングスタイルで獲物に気づかれないようににじりよっていくルペストレ。

グアナコの見張りがルペストレに気づき、警戒音を上げた瞬間、ルペストレは一気に加速して襲い掛かります。

 

ピューマの最高速度は時速65キロと、チーターと比べると遅いですが、険しい地形のパタゴニアでは十分すぎるほどのスピードです。

ルペストレはグアナコの1頭を仕留めることに成功します。

 

圧巻の2度目の狩りのシーン

好奇心旺盛な自分の子供たちに狩りを見せるつもりが、子供たちに狩りの邪魔をされ、狩りに失敗するルペストレ。

それからずっと食事をする機会がなく、ルペストレの家族は次第に弱っていきます。

 

自分の残った体力から判断して、最後のチャンスだとまたグアナコ狩りに挑むルペストレ。

大暴れするグアナコの首に必死にしがみつくルペストレ。

グアナコは生きるために、ルペストレは自分の家族を生かすために、どちらも必死の戦いです。

圧巻の映像と素晴らしいナレーションで、野生において生き残ることの厳しさが伝わってきます。

 

ピューマ同士で獲物をシェアする光景

興味深かったのは、本来縄張り争いをするはずの赤の他人のピューマ同士で獲物をシェアするシーンですね。

 

ナレーターいわく、自分が他のピューマに獲物を分け与えることで、そのピューマが獲物を得たときにシェアしてくれることを期待しているそうで、この話、「情けは人の為ならず」的な人間社会にも通じる話ですよね。

 

子供たちの自立のために、唐突に去る母親

ルペストレは自分の子供たちがある程度大きくなると、なんの前触れもなく唐突に、子供たちを見捨てるように去っていきます。

子供たちは不安の中で帰らぬ母親を待ち続け、いずれはこれからは自分たちだけの力で生きていかなければならないことを悟るのでしょう。

 

そしてルペストレは新たな子作りのために魅力的なオスの匂いを追って旅立っていきます。

 

まとめ

さて、今回も前回の「ライオン」同様、母の強さと野生における子育ての厳しさが描かれた回でしたが、ピューマはライオンと違って群れを作らず単独で子育てするため、よくり厳しさが伝わってくる内容でした。

 

特に子供に食べさせるために、自分が傷つくリスクを負いながらも必死にグアナコの首にしがみつくルペストレの姿は、この「捕食者の世界」シリーズの中でもベストシーンだと思いました。

 

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