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西野フィルターを外して観るべき!『映画 えんとつ町のプペル』をアマプラで見た感想(ネタバレなし)

まずこの『えんとつ町のプペル』を評価する際には、「芸人・西野亮廣作」というフィルターを外して、ニュートラルなマインドで見ていただきたいと思います。

(ネタバレなしの感想です)

 

映画 えんとつ町のプペル

えんとつ町のプペル

2020年 日本映画

上映時間 100分

製作総指揮・原作・脚本 :西野亮廣

監督          :廣田祐介

キャスト        :窪田正孝 芦田愛菜 立川志の輔 小池栄子

 

予告編はこちら↓

目次

あらすじ

空の見えない煙の立ち込める「えんとつ町」に住む、えんとつ掃除の少年、ルビッチは行方不明の父親がいつも語っていた「星」の存在を信じていた。

ハロウィンの夜、そんなルビッチの前にゴミ人間プペルが現れる。「トモダチ」になった2人の、星を目指しての壮大な冒険が始まる。

 

この作品を評価する前提

まずこの作品を評価する前提の話なのですが、アマゾンレビューをいくつか読めばすぐわかるように、この作品をレビューする人達は、バリバリに「芸人・西野亮廣作」というフィルターがかかった状態で観ています。

西野氏は好感度の高い人物ではないので、彼のことをいけすかないと思っている人はかなり多いです。

 

だから最初からあらさがし視点で見ている人がとても多いんですね。

そういう偏見に満ちたレビューに惑わされずに、フィルターをはずしたニュートラルなマインドで観ていただきたい作品です。

 

感想

作画・キャラデザについて

まず作画とキャラクターデザインについてですが、これは本当に素晴らしいと思いました。

他の何にも似ていないオリジナリティを感じるし、キャラクターの表情も本当に活き活きしている。

 

舞台設定について

横ではなく縦の広がりを感じる立体的で、トロッコが走り回る「えんとつ町」は宮崎駿監督の『天空の城ラピュタ』を想起させる舞台設定だと思いました。

あとは植物が地上には生えず、地下にしかないという設定は、同じく宮崎駿監督の『風の谷のナウシカ』を思わせますが、いずれもパクリというわけではなく、「えんとつ町」の世界観にはしっかりとしたオリジナリティがあります。

 

使わなければ腐っていき、どんどん価値が下がっていく通貨の設定は今までのアニメには存在しなかった設定であり、もはや芸人というより1流ビジネスマンと言える西野亮廣氏らしい設定だなと思いました。

 

シナリオについて

よくも悪くも王道そのもの。

ルビッチとプペルの友情をベースに、西野亮廣氏の思想そのものの、周りの皆に否定されても、笑われても、「星」の存在を信じて空を見上げ続けよう、という一貫したテーマを冒険活劇を通じて描いています。

 

良かった点

上に書いたように作画とキャラクターデザイン、あとは声優に関しては主人公ルビッチ役の芦田愛菜、ルビッチの母親役の小池栄子ジャイアン的役回りのキャラ、アントニオ役の伊藤沙莉の3人の演技が素晴らしいと思いました。

 

気になった点

終始気になり続けたのがプペルの声。

下手というわけではなく、そもそもキャラにあっていないという感じの違和感が終始つきまとい続けました。

 

あとはルビッチとプペルが仲たがいした後にかかる歌。

歌詞の内容は作品にぴったり合っていましたが、曲調が最近の売れ筋のJPOPそのものという感じで、どうしてもPV感が否めない(しかも長い)。

 

まとめ

この作品は傑作ではありませんが、王道展開、王道演出の良作エンターテインメントという評価です。

 

こんなオリジナリティにあふれた良作エンターテインメントが日本から生まれているのに、西野亮廣嫌いの人間のネガティブキャンペーンを信じて視ずにいるのはもったいないと思いますよ。

 

子供はもちろん、大人でも十分に楽しめる良作だと思います。

もちろん残酷な暴力描写などは一切ありません。

 

個人的評価 7/10(10点中7点)

 

Amazon Prime Videoでの視聴はこちら↓

映画 えんとつ町のプペル

 

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