ナオーキのなんでもレビュー

主にネトフリ、アマプラで見た映画やドラマをレビューしていきます!

【感動のラストシーン】アニメ『ボスコアドベンチャー』の感想・レビュー

メジャーなアニメではありませんが、最終話でのヒロインの自己犠牲ラストが有名なこの「ボスコアドベンチャー」。

子供が安心して観られるほのぼのアニメでありながら、ラストはかなり切ない感動展開。

ゆかいな仲間たちと一緒に、全26話の冒険の旅に出発しましょう!

(ネタバレありでお送りします)

放送開始30周年記念企画 ボスコアドベンチャー Vol.1 [Blu-ray]【想い出のアニメライブラリー 第74集】

ボスコアドベンチャー

1986年 日本アニメ 全26話 各話30分

原作   :トニー・ウルフ

監督   :杉山卓

(声の出演)

アプリコット姫  :皆口裕子

フローク     :中原茂

タッティ     :石丸博也

オッター     :山寺宏一

フードマン    :銀河万丈

ジャック     :はせさん治

フランツ     :緒方賢一

ダミア      :吉田理保子

スコーピオン   :柴田秀勝

 

目次

 

 

あらすじ

水の妖精、フォンテーンランドのアプリコット

彼女が次の金環食である、「太陽の指輪」までに王位を継承しなければ、世界中の水が干上がってしまう。

ボスコの森に住むフロークタッティオッターの3人は、悪の親玉スコーピオの手先、フードマンにつかまっていたアプリコットを救出し、飛行船、ボスコ号に乗って、アプリコットをフォンテーンランドに送り届ける冒険の旅に出る。

 

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キャラクター紹介

アプリコット姫(アプリ)

本作のヒロインでフォンテーンランドの王女。

人型の妖精で、エルフのようなとがった耳を持つ。

水の妖精なので、あまりに寒いところにいると凍ってしまう。

困っている人を見捨ててはおけない優しい性格で、そして勇敢。

その優しさと勇敢さから、時に暴走し、フロークたち3人を困らせることもある。

 

フローク

カエル。ボスコ号一行のリーダー。

カエルなので泳ぎが上手い。

勇敢な熱血行動型で、考える前に体が動く、典型的な主人公気質。

声優の中原茂氏の声のカッコよさも相まって、カエルであることを忘れてしまうほどの主人公感。

 

タッティ

カメ。

メカに強く、ボスコ号を含め、ボスコ号一行が使用する数々のメカを制作する。

フロークとは対照的に慎重で思慮深い性格。

フロークとは性格の違いからよく対立する。

 

オッター

カワウソ。

ボスコ号のエンジンに相当する釜焚きを担当する。

高所恐怖症。

臆病で心配性な性格で、誰かと対立することはほとんどない。

その臆病な性格ゆえに敵に捕まらずに済み、仲間の救出のために活躍する、というエピソードもある。

 

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主題歌

オープニングテーマ:「ときめきはForever」

エンディングテーマ:「晴れた日にも愛をください」

歌手はともに声優の日髙のり子。

どちらもいい曲だが、特にオープニングの「ときめきはForever」は、これから始まる希望に満ちた冒険を感じさせる古き良きアニソン、という感じで素晴らしい。

 

ボスコアドベンチャーの世界観

犬、猫、カエル、そして人間型など様々な種類の生物が平等に知性を持ち、文化的な生活をしているという、童話のような不思議な世界。

 

皆口裕子山寺宏一のテレビアニメデビュー作

本作は現在まで活躍を続ける名声優の皆口裕子山寺宏一の、テレビアニメデビュー作となります。

2人ともこの時点でクオリティの高い仕事をしているのが、よくわかります。

 

感想

子供が安心して観ることができる、古き良きアニメ

最近のアニメは「スパイファミリー」のような一見子供向けに見えるアニメでも、意外と残酷描写があったりと、安心して子供に見せられるアニメというのは「アンパンマン」「ドラえもん」「クレヨンしんちゃん」「サザエさん」「ちびまる子ちゃん」くらいしかありませんが、この「ボスコアドベンチャー」は現代のアニメのような残酷描写、暴力描写、深刻なシーンなどはまるでなく、安心して子供に見せられる古き良きアニメだと言えます。

 

対立と仲直りを繰り返しながら絆を深め合っていく、王道冒険アニメーション

フロークタッティオッター、そしてアプリの4人は、時にケンカし、仲直りし、時にお互いを疑い合ったりしながら、フォンテーンランドを目指す中で徐々に絆を深め合っていきます。

 

おバカな悪役3人組

毎回登場し、コントのようなおバカさを発揮して笑わせてくれるフードマンジャックフランツの悪役3人組。

フードマンがボスで、他の2人が手下、という関係ですが、手下のジャックフランツの憎めないおバカっぷりが毎回楽しいです。

このおバカ3人組の関係は、ディズニーアニメ映画の「ヘラクレス」に登場する、ハデスとペインとパニックの悪役3人組に少し似ていると思いました。

感情的になるとオネエ言葉になるフードマンの設定も楽しい。

 

子供だましのメカが多数登場するが、楽しい

プロペラが小さすぎる飛行船、ペダル式の洞窟探検車、潜水艇など、「いや、それは無理でしょ」と大人が見ると苦笑してしまうようなメカが多数登場。

リアリティのあるメカにこだわる宮崎駿監督に見せたらこっぴどく叱られそうですが、これはこれで見てて楽しい。

 

中盤、女性敵キャラのダミアが登場

フードマンジャックフランツの毎回登場する悪役3人組は、あまりのダメさから降格となり、中盤、ダミアという女性の敵キャラが登場し、フードマンに代わってスコーピオン一味の指揮をとることになります。

ダミアフードマンよりは明らかに優秀で、ダミア登場以降、フードマンのダメさ加減が強調されて描かれることになり、悪役3人組はこの作品の重要なお笑いパート担当になります。

 

メインキャラ以外のキャラもかわいい

メインキャラクターの4人、アプリコットフロークタッティオッターももちろんかわいく、魅力的ですが、ボスコの森に残った他のキャラも本当にかわいく、レギュラーで登場しないのがもったいないくらいです。

特に各エピソード後のおまけコーナーに登場するウサギの「ラビィ」は本当にかわいく、毎回楽しませてくれます。

 

アプリコット姫とフロークの淡い恋愛要素もあり

人間型の妖精とカエル、という史上まれに見るヘンテコカップルではありますが、この作品には主人公フロークとヒロインアプリコットとの淡い恋愛要素もあります。

とは言っても手が触れあって赤面する、といったレベルの微笑ましいものですが、観ていると、フロークがあまりに人間的すぎて、カエルであることを忘れてしまいます。

 

終盤、今まで登場した仲間たちが全員集合する王道展開

終盤、スコーピオの手下の兵士との闘いで、ボスコの森の仲間たちやフロークたちが今まで助けてきたキャラ達が全員集合して今度はフロークたちを助ける、という、どこかのゲームなどでも見た展開ですが、そのワクワクさせる王道展開が、このアニメでも繰り広げられます。

 

感動、そして切ないラストシーン

「太陽の指輪」に王座に座ることに成功し、フォンテーンランドの女王となったアプリコット

「命の泉」はよみがえりますが、そのひきかえとして、アプリコットは泉と一体になり、その姿を消してしまいます。

アプリコットの自己犠牲によってめでたしめでたしのハッピーエンドとなりますが、アプリは死んだわけではなく、姿を消しただけで、心はずっとフロークたちと一緒に旅を続ける、という素敵な、そして少し切ないエンディングになります。

本来楽しい曲のはずの、アプリフロークタッティオッターの4人が歌う挿入歌、「ボスコアドベンチャー」が少し切なく聴こえるのが不思議なところです。

 

まとめ

1986年放送のこのアニメ、私は前半のみ観たことがありましたが、後半、そして最終話を観たのは今回が初めてでした。

わがままを言い、王座につくの嫌がり、フロークたちと衝突しながら成長し、そして最後はみんなの幸せのために、泉と一体化し、姿を消したアプリコット

全26話、観る側もアプリフロークタッティオッターと共に冒険してきたからこそ、感じられるこの感動、そして切なさ。

あなたも是非、味わってみてください!!

 

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映画『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド』をアマプラで観た感想・レビュー

墓参りをしてたらいきなりリビングデッド(生ける屍)が襲い掛かってきた!

現在でも根強い人気があるホラー映画の1ジャンル、ゾンビ映画の原型となった作品と言われるこの「ナイト・オブ・ザ・リビングデッド」。

展開の早さ、低予算の密室劇ながら視聴者を引き込む演出術、そして黒人男性がヒーロー、という特徴を持つこのホラー映画。

観る価値はあるのか、それとも所詮は昔の映画なのか。

ネタバレなしでレビューしていきます!

ナイト・オブ・ザ・リビングデッド(字幕版)

ナイト・オブ・ザ・リビングデッド

1968年 アメリカ映画 原題:Night of the Living Dead

上映時間 96分

監督   :ジョージ・A・ロメロ

脚本   :ジョン・A・ルッソ

キャスト :デュアン・ジョーンズ ジュディス・オーディア

 

目次

 

あらすじ

父の墓参りに墓地にやってきたバーバラとその兄は、突然リビングデッド(生きる屍)となった男に襲われた!

兄を殺され、命からがらたどり着いた民家に避難したバーバラ。

バーバラは先にその家に逃げ込んでいた黒人青年のベン、そして地下室に隠れていた数名の人物と共に、生き残る手段を模索し始める。

 

登場人物

バーバラ     (白人女性 兄が死んでショック状態にある)

ベン       (黒人の青年、現実的かつ行動的な性格)

トム       (地元の白人の青年、温和だが勇敢)

ジュディ     (トムの恋人の女性)

ハリー・クーパー (白人の中年男性、神経質で感情的な性格)

ヘレン・クーパー (ハリーの妻、夫よりも冷静で思慮深い性格)

カレン・クーパー (ハリーとヘレンの娘、ケガをしている)

 

リビングデッドの設定

  • 人肉を食する
  • 火を恐れる
  • 脳を破壊すれば殺せる
  • リビングデッドに噛まれた人間もリビングデッドになる

 

感想

ワクワクさせられるシンプルなオープニング

オープニングは現代の映画のような凝った演出はまったくなく、不気味な音楽が流れる中、田舎道をひたすら乗用車が走る、という映像。

極めてシンプルな演出ですが、「これから怖い物語が始まる」という気持ちにさせてくれる、素晴らしいオープニングです。

 

ホラー展開になるまでが、驚くほど早い

現代のホラー映画だと、尺稼ぎなのか肝心のホラー展開になるまでに延々と人間ドラマをやっていることが多いですが、この映画、リビングデッドが登場してホラー展開になるのは、開始から6分半ほど経過したところで、めちゃくちゃ展開が早いです。

昔の映画は90分くらいが平均的な時間だったので、尺稼ぎの必要がないということもあるでしょうが、それにしても展開の早さに驚かされます。

 

最初に出てくるリビングデッドがまったくゾンビっぽくない

冒頭、まだ明るい中でいきなり登場するリビングデッド。

現代人の我々が想像するゾンビと違い、肌もただれていなければ動きが遅いわけでもない、かなり普通の人間に近い外見と動作です。

しかし車に避難した主人公に襲い掛かるリビングデッドは、シンプルに怖いです。

 

その後に登場するリビングデッドたちは動きも遅く、ふらふらと歩いていて現在まで続くゾンビのまさに原型、という感じがします。

最初のリビングデッドの俊敏さは一体なんだったんだろう・・・。

 

黒人男性がヒーロー

1960年代、まだアメリカにおける黒人の社会的地位が低かった時代。

その時代に、反ハリウッド志向だったジョージ・A・ロメロ監督は、黒人男性をこの映画の主人公に設定しました。

そしてその黒人男性ベンを演じた俳優デュアン・ジョーンズは、とてもハンサムでかっこいいです。

 

女性があまり能動的ではない

これはアルフレッド・ヒッチコック監督の「鳥」でも同じで、おそらく当時の時代背景によるものだと思われますが、能動的に行動するのが男性ばかりで、女性は基本的に男性に言われるがまま、ということが多いです。

現代の映画ならばそんな描写は許されず、むしろ女性が前面に出て、頼りない男性をリードする、という場面が出てくるはず。

 

美味そうに人肉を食らうリビングデッドたち

最初の犠牲者が出たあと、リビングデッドたちが死体に群がり、美味そうに人肉を食するシーンがあります。

白黒の映像で、現代の映画と比べるとあまりショッキングではありませんが、リビングデッドたちが人の内臓を美味そうに食べているシーンは、なかなかにインパクトがあります。

1968年公開当時観た人にとっては、かなり衝撃的なシーンだったことでしょう。

 

ラストは意外な展開に

ホラー映画のラストシーンの定番と言えば、全てが解決し、平和になったと思わせておいて、最後の最後に怖いことが起こる、というあの演出ですが、この映画はまだそのテンプレートができる前の映画。

ホラー映画では、最後は主人公1人だけが生き残る、というのも定番ですが、この映画では意外な展開になります。

 

まとめ

現在においてもホラー映画の1ジャンルとして、根強い人気を保ち続けているゾンビ映画

その原型となったとも言われるこの「ナイト・オブ・ザ・リビングデッド」のレビュー、いかがでしたでしょうか。

50年以上前の白黒映画とはいえ、展開が非常に早く、約1時間半、観る者を退屈させずに見続けさせる力を持った映画でした。

この映画の意外な結末は、ぜひあなた自身の目で確かめてみてください!

 

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【トム・クルーズ】映画『オブリビオン』をアマプラで観た感想・レビュー

ハリウッドを代表するスーパースター、トム・クルーズが、のちに大ヒット作となる『トップガン・マーヴェリック』でコンビを組むジョセフ・コシンスキー監督と制作したSF大作映画『オブリビオン』。

やや難解だと言われるこの作品、前情報なしで観て、率直な感想を書いてみました!

(シナリオの根幹となる、決定的なネタバレはしておりません)

オブリビオン(吹替版)

オブリビオン

2013年 アメリカ映画 原題:Oblivion 上映時間 124分

監督   :ジョセフ・コシンスキー

脚本   :ウィリアム・モナハン カール・ガイダシェク マイケル・アーント

(キャスト)

ジャック・ハーパー   :トム・クルーズ

ヴィクトリア・オルセン :アンドレア・ライズボー

ジュリア・ルサコーヴァ :オルガ・キュリレンコ

マルコム・ビーチ    :モーガン・フリーマン

サイクス軍曹      :ニコライ・コスター=ワルドー

 

目次

 

あらすじ

西暦2077年、地球は異星人スカブからの侵略を受け、戦争には勝利したが、使用した核兵器によって荒廃し、人が住めない場所になってしまっていた。

ジャック・ハーパートム・クルーズ)とヴィクトリア・オルセンアンドレア・ライズボー)の2人は任務のため地球に残り、高度1,000メートルの上空から地球を監視していた。

「汚染地区」に入ったジャックは、自分とまったく同じ外見をした男に出会う。

 

オブリビオン」という言葉の意味

oblivion」という単語の意味するところは、「忘却」「忘れられている状態」です。

記憶を消されてしまっている主人公が、真実を追い求める物語、という意味を込めて、制作者はこのタイトルを付けたのでしょう。

 

感想

前半はほぼトム・クルーズの一人芝居

前半の登場人物はトム・クルーズ演じるジャック、アンドレア・ライズボー演じるヴィクトリア、そして本部の女性の3人だけ。

本部の女性は通信しているときにモニターに映し出されるだけなので、前半の登場人物はトムとアンドレアのほぼ2人です。

 

画面のほとんどはトム1人で、1人で調査したり、見えない敵と戦ったり、かなりの長時間トムの一人芝居が続きます。

 

球体をテーマとしたメカニックデザイン

この映画に登場するメカは主に2種類。

主人公ジャックが乗る進化型オスプレイのような飛行マシンと、無人機のドローンですが、ジャックが乗る飛行マシンは球体を3つ組み合わせたような形、ドローンは球体そのもの、といった感じのデザインで、シンプルながらなかなか未来感があり、おしゃれなデザインだと思います。

 

トム・クルーズの肉体美

トム・クルーズの肉体美アピールもしっかりあり。

男性から見てもほれぼれするようなムキムキマッチョです。

これで当時50歳。

さすがスーパースター、トム・クルーズといったところです。

 

映画『トップガン』を思わせる、リアルな飛行シーン

この『オブリビオン』が他のSF映画と違う点に、飛行シーンのリアルさが挙げられます。

この映画は2077年の地球が舞台、という設定。

主人公ジャックの乗る飛行マシンは、未来的ではあるものの、「スターウォーズ」に出てくる乗り物ほど現実離れはしていません。

急降下したときに観ているこちらもGを感じるような、リアルな飛行シーンの描写は、自身も飛行機を操縦するトム・クルーズの映画ならではの演出と言えるかもしれません。

 

ヒロインはエキゾチックな東欧系美女、オルガ・キュリレンコ

ヒロインは冒頭から登場するアンドレア・ライズボー演じるヴィクトリアかと思いきや、中盤から新たな女性が加わります。

それが、オルガ・キュリレンコ演じる真のヒロインのジュリア・ルサコーヴァです。

本人の名前も、そして役名もいかにも東欧系ですが、その通りで、オルガ・キュリレンコウクライナ出身の女優です。

西欧系のトム・クルーズアンドレア・ライズボーとは少し顔立ちが違いますね。

 

彼女はフランスでモデルとして成功した後、2005年から女優業を開始しています。

ウクライナ語、ロシア語、英語、フランス語、イタリア語、スペイン語の6か国語を操るマルチリンガルとのこと。

 

ニコライ・コスター=ワルドーが出演

人気ドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』ファンとしては見逃せないのが、『ゲーム・オブ・スローンズ』で長年に渡ってジェイミー・ラニスター役を演じたニコライ・コスター=ワルドーが出演していることです。

出番はそれほど多くありませんが、スカブの司令官役を熱演。

ちなみに彼はデンマーク人です。

 

まさかのトム・クルーズVSトム・クルーズ

これはネタバレになりますが、中盤、トム・クルーズVSトム・クルーズの格闘シーンがあります。

唯一無二のスーパースター同士の対決が見られるのは、この映画だけ!!

・・・かもしれません。

 

結局敵がドローンばかりなのが少し残念

終盤に入ると主人公ジャックとスカブのメンバーが手を組み、かなり大規模なバトルアクションが行われますが、そこで敵になるのも今までさんざん出てきた球体のドローンばかりなのが少し残念に思いました。

ここで新たな敵メカを投入すれば、かなり盛り上がったのに。

 

やや難解なシナリオ

ストーリーの大まかな流れはわかりますが、細かい設定は解説を見なければわからないような、やや難解なシナリオの映画です。

スターウォーズ」のような、見た人が誰でもわかるような、わかりやすいSF映画ではありません。

 

まとめ(やや難解なSF映画

この映画を最後まで観た感想として、撮り方は完全にエンタメ映画なのに、シナリオは難解で芸術映画的要素もあり、どうも中途半端な位置づけになってしまった映画だな、という印象でした。

魅力的なヒロインを演じたオリガ・キュリレンコが、ヒーロー、トム・クルーズに守られるだけの古典的お姫様ポジションで、あまり活躍の機会がなかったのも、少し物足りなかったですね。

この映画は中盤以降、結構壮大な仕掛け、どんでん返しがありますので、それはご自身で観て確認していただきたいと思います!

まだ観ていない方はアマゾンプライムビデオでぜひ!!

 

(関連記事)

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【韓国版との比較】映画『22年目の告白 私が殺人犯です』をアマプラで観た感想・レビュー

2012年の韓国映画殺人の告白」を元ネタとして作られた、この日本映画「22年目の告白-私が殺人犯です-」。

ベースとなるテーマは韓国版と同じと言っていいこの作品、気になる韓国版との比較を中心に、レビューしていきたいと思います!

(ネタバレなしの感想です)

22年目の告白-私が殺人犯です-

『22年目の告白-私が殺人犯です-』

2017年 日本映画 上映時間 116分

監督   :入江悠

脚本   :入江悠 平田研也

原案   :韓国映画「殺人の告白」(2012年)

(キャスト)

曾根崎雅人(自分が殺人犯だと名乗り出た男) :藤原竜也

牧村航(刑事)               :伊藤英明

岸美晴(殺人事件の遺族)          :夏帆

仙堂俊雄(ニュースキャスター)       :仲村トオル

橘大祐(事件の目撃者)           :岩城滉一

 

目次

 

あらすじ

1995年、殺人の公訴時効が撤廃される前日に起こった、5人を殺害した連続殺人事件。

刑事の牧村(伊藤英明)はこの殺人犯人ともみあう中で、口元に深い傷を負ってしまう。

それから22年、派手なパフォーマンスとともに、自分がその連続殺人事件の犯人だと名乗り出た曾根崎雅人(藤原竜也)という男。

彼は犯人でしか知りえない内容を盛り込んだ告白手記を出版し、その本はまたたく間にベストセラーとなる。

 

感想

いきなりの「待てこら!」

オープニングが終わってすぐ、いきなりの日本の刑事ものおきまりの「待てこら!」と言いながらの追跡シーン。

「待てと言われて待つわけないだろ」

とのツッコミ待ちでしょうか。

こういうシーンを見るとやはりがっかりします。

 

報道ステーションを思わせる、ニュース番組のセット

中盤、仲村トオル演じるニュースキャスターが曾根崎雅人にインタビューするニュース番組のシーンがありますが、テレビ朝日のニュース番組、「報道ステーション」そのまんまといった感じのセットです。

 

正直テレビドラマレベルの演出

別にテレビドラマを下に見ているわけではないですが、この映画の演出はテレビドラマっぽいとは思いました。

殺人をテーマにしているのに漂う緊張感、緊迫感のない空気。

リアリティのなさ。

刑事の牧村、「名乗り出た男」曾根崎、そして「曾根崎は偽物、俺が真犯人だ」と言って2番目に名乗り出た男の3者がそろうテレビ番組でのドタバタ演出から、私はこの映画に、強くテレビドラマ感を感じてしまいました。

 

エンディングは相変わらずの商業目的のJ-POP

エンディングはもう日本映画では定番となった、作品の雰囲気とまったく関係のないJ-POPが流れます。

 

韓国版との比較

日本版はSNSで世論を表現

これは公開された時期の違いが大きいですが(韓国版:2012年 日本版:2017年)、日本版では韓国版ではなかった、Twitter(現X)での書き込みで世論を表現するシーンがあります。

 

日本版は「名乗り出た男」が韓国版のようなスターにはなっていない

韓国版では「私が殺人犯だ」と名乗り出てきた男が、イケメンだからと女性からアイドル的な人気を得ていて、それが観ていて滑稽でもあったのですが、日本版では出版した本がベストセラーにはなったものの、そこまで「スター」という感じではなく、どちらかというと「時の人」という扱いに収まっています。

 

主人公の刑事のキャラが違う

韓国版の刑事は短気で破天荒な、かなり強烈な個性のキャラでしたが、伊藤英明が演じた日本版の刑事はそれと比べると個性が薄い、普通の人といったキャラです。

 

日本版は「2番目に名乗り出てきた男」のインパクトが弱い

曾根崎のあとに「曾根崎は金儲け目当ての詐欺師だ。俺が真犯人だ」と言って、2番目に名乗り出てくる男は、日本版韓国版ともに登場しますが、そのインパクト、登場してきたときのワクワク感は韓国版のほうが圧倒的に上です。

 

日本版にはおバカシーンがない

日本版には韓国版にあった、毒蛇を使って名乗り出た殺人犯を誘拐したり、ボウガンでヘビを撃ち殺したり、ナイフで車のフロントガラスを貫通させたり、といった荒唐無稽なおバカシーンが一切ありません。

まともなのは間違いなく日本版のほうです。

 

日本版と韓国版の評価

日本版:シリアスな社会派サスペンスだが、クオリティが低い

韓国版:サスペンス+アクション+おバカ映画で欠点は多いがクオリティは高い

まとめ

さて、韓国映画「殺人の告白」、それを元ネタとして制作された日本映画「22年目の告白-私が殺人犯です-」、2本続けて観てきましたが、アクション+サスペンス的だった韓国版と比較すると、日本版はシリアスな社会派サスペンスでしたが、インパクトやクオリティはイマイチな印象でした。

両方観て比較するのも面白いと思いますね!

 

(韓国版)

・【日本版との比較】映画『殺人の告白』をアマプラで観た感想・レビュー

 

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【日本版との比較】映画『殺人の告白』をアマプラで観た感想・レビュー

2017年に日本で公開された映画『22年目の告白~私が殺人犯です』の元ネタになった韓国映画殺人の告白』。

殺人事件の時効が成立した後に、犯人が「私が殺人犯だ」と名乗り出て、本を出版、そしてスターにまでなってしまうというトンデモ設定の映画ですが、はたしてどんな結末にたどり着くのか?

気になる日本版との比較も!

アマプラで観た感想を書いてみました!

(ネタバレなしの感想です)

殺人の告白(字幕版)

『殺人の告白』

2012年 韓国映画 原題:내가 살인범이다 上映時間 119分

監督   :チョン・ビョンギル

脚本   :チョン・ビョンギル イ・ヨンジョン ホン・ウォンチャン

キャスト :パク・シフ チョン・ジェヨン キム・ヨンエ

 

目次

 

あらすじ

10人の女性が殺害された連谷(ヨンゴク)殺人事件。

主人公の刑事、チョ・ヒョングは犯人を追い詰めるも取り逃し、口元に深い切り傷を負わされてしまう。

それから17年後、連谷殺人事件の犯人だと名乗るイ・ドゥソクという男が現れる。

時効が成立し、法で裁かれることがなくなったドゥソクは「私が殺人犯だ」という本を出版し、一躍スターとなる。

 

感想

殺人犯がスターになってしまう異様な社会

イケメンだからと殺人犯がスターになってしまう社会。

日本でもリンゼイ・アン・ホーカー殺害事件の犯人、市橋達也のファンクラブができたりといったこともありましたが、さすがに殺人犯人がスターになって本を出して、アイドルばりにサイン会が開かれる、なんてことはありえないと思います。

私は韓国社会には詳しくないですが、韓国社会というのはそうなりうる社会なのでしょうか?

 

車のフロントガラスを貫通するナイフ

この映画は私はサスペンスだと思って観ていましたが、途中から荒唐無稽なアクション映画としての側面が強くなってきます。

殺人犯ドゥソクに娘を殺された家族が、ドゥソクの誘拐を企てるときに、毒蛇に噛ませるという不確実な手段を使う。

アクションシーンで車のフロントガラスを貫通するナイフ(どれだけ鋭いナイフだ!)など、つっこみどころ満載のシーンが連続します。

 

中盤、真犯人を名乗るJという男が現れる

荒唐無稽なアクションシーンにがっかりしつつ観ていましたが、中盤、主人公の刑事ヒョングと、ドゥソクが対面し、討論するテレビ番組で、突然一般人として電話をかけてきたJ(ジェイ)という男が「私が本当の犯人だ」と名乗り出ます。

Jもまたドゥソク同様、犯人でしか知りえない情報を持っており、真犯人がドゥソクなのか、それともJなのかわからなくなり、シナリオ的にはかなり盛り上がりを見せてきます。

 

終盤のサスペンス展開は秀逸

終盤、ヒョング、ドゥソク、そしてJの3人を集めてのテレビ討論番組。

そこから真相が暴かれる怒涛の展開は、まさに秀逸の一言。

壮大な仕掛けに本当にワクワクさせられること間違いなしです。

 

日本版との比較

この映画「殺人の告白」を元ネタとして作られた日本映画「22年目の告白-私が殺人犯です-」との比較をしていきたいと思います。

日本版はアクションシーンがほぼない

この「殺人の告白」ではジャッキー・チェンの映画ばりの激しいアクションシーンがいくつかありましたが、日本版にはアクションシーンはほぼありません。

 

まともさは日本版が上

日本版は韓国版にあるような荒唐無稽なアクションシーン、おバカシーンが一切ない、シリアスな社会派サスペンスといった感じなので、演出のまともさは日本版が上です。

 

イケメン度は韓国版が上

これは個人的感想になりますが、自分が殺人犯だと名乗り出てきた男(韓国版はパク・シフ、日本版は藤原竜也)を比較すると、イケメン度に関しては韓国版が上のような気がします。

 

真相が明らかになるときの演出は韓国版が圧倒的に上

ストーリーの大まかな流れは共通していますが、真相が明らかになるときの演出、そしてカタルシスは韓国版が圧倒的に上です。

 

まとめ

さて「22年目の告白~私が殺人犯です」の元ネタとなった韓国映画「殺人の告白」。

サスペンスとしてのシナリオは本当によくできているだけに、無駄なアクションシーン、おバカシーンをなくしてサスペンスに徹していたら、もっとクオリティの高い映画になったと思うだけに、そこが少し残念でした。

しかし欠点はあるものの、しっかりまとめ上げられたシナリオ、クライマックスで明らかになる驚愕の真相、観る価値のある要素はたくさんあります。

まだ観ていない方は、アマゾンプライムビデオで是非!!

 

(日本版)

【韓国版との比較】映画『22年目の告白 私が殺人犯です』をアマプラで観た感想・レビュー

 

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映画『目撃者 闇の中の瞳』をアマプラで観た感想・レビュー(ネタバレなし)

日本の2時間サスペンス程度の内容か、と思いきや、訪れる衝撃のラスト!!

台湾製サスペンス映画「目撃者 闇の中の瞳」をアマプラで観た感想を書いていきたいと思います!

(ネタバレなしのレビューです)

目撃者 闇の中の瞳(字幕版)

『目撃者 闇の中の瞳』

2017年 台湾映画 原題:目撃者 上映時間 118分

監督   :チェン・ウェイハオ 

脚本   :チェン・ウェイハオ チェン・イェンチー チェン・ユーシャン

(キャスト)

シャオチー(主人公、新聞記者)  :カイザー・チュアン

マギー(シャオチーの先輩)    :シュー・ウェイニン

シュー・アイティン(事故の生存者):アリス・クー

 

目次

 

あらすじ

新聞社の新人だった主人公シャオチーは、9年前に当て逃げ事故を目撃した。

その事故で運転手の男性は死亡、助手席に乗っていた女性は瀕死の重傷を負った。

その後花形記者となったシャオチーは、買って間もない中古車で事故を起こし、自動車屋で点検してもらったところ、その車が事故車であることがわかった。

警察署でその事故について調べてもらうと、その車の以前の所有者が、9年前シャオチーが目撃した当て逃げ事故の被害者であったことが判明する。

報道ミスによって新聞社を解雇されたシャオチーは、9年前自分が目撃した事故について調べ始める。

 

感想

台湾の飲み会も日本とそれほど変わらぬ男社会

序盤に飲み会シーンがありますが、男性数人に女性が1人。

男性が下ネタを言って女性が辟易した顔をしている、という構図は、日本とそれほど変わらないなと思いました。

 

徐々に謎が解明されていく王道サスペンス

危険な目に遭いながらも、執念深く9年前自分が目撃した事故の謎を追っていく主人公シャオチー。

謎に包まれていた事故の全貌が、次第に明らかになっていく展開が、楽しく、ワクワクします。

 

証言者によって回想シーンが変わる面白さ

この映画では同じ事故の回想シーンが何度も何度も映し出されますが、証言者の証言によってその回想シーンの内容が変わるところが、黒澤明監督の名作「羅生門」を思わせ、面白い演出になっています。

 

中盤のグダグダ展開から、終盤衝撃のラストへ

中盤は権力者の不倫なども絡み、少しグダグダ展開になり、「これは日本のテレビの2時間サスペンス番組程度の内容かな?」と思いきや、終盤怒涛の展開から衝撃のラストシーンへ。

やはり2時間サスペンスドラマどころの話ではありませんでした。

 

グロシーン注意

この映画のレーティングはPG-12(12歳未満および小学生の観覧には、親又は保護者からの助言や指導が必要になる)ですが、ラストにグロシーン(というか衝撃的なシーン)がありますので、苦手な方はご注意を。

 

日本の二時間ドラマのようなきれいごとにはしない面白さ

日本の二時間サスペンスドラマ。

きれいに人が死に、あまり意外性のない犯人が発覚し、崖の上で逆切れするも主人公の刑事に説得され、泣き崩れるというお決まりのテンプレート。

そのテンプレを想定してこの映画を観ると、後半、日本の二時間ドラマとのあまりの違いに衝撃を受けるかもしれません。

 

そのきれいごとにはしないラストに、レビューサイトなどでは結構賛否両論で、ディスってる人も多数いましたが、私はあのラストは結構お気に入りです(胸糞であることは認めます)。

 

まとめ

正義感の強い主人公が、9年前の事故の調査をきっかけに、権力者の不正を暴き・・・、といった内容かと思いきや、終盤意外や意外の展開でした。

日本の、型にはまりきったサスペンスドラマに慣れた目で見ると、あまりにも意外なストーリー展開で、新鮮な楽しみを得ることができました。

ラストは胸糞展開+衝撃グロシーンがありますので、苦手な方はくれぐれもご注意を!

 

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【道産子が解説】アニメ『道産子ギャルはなまらめんこい』第7話を観た感想

ついに3人のヒロインが揃い、いよいよギャルゲー展開が加速してきたアニメ「道産子ギャルはなまらめんこい」。

おばあちゃんに「今度のテストで学年10位以内に入れなければ、お前を東京に帰す!」と通告された翼。

無事に10位以内をとれるのか? それとも東京に帰されてしまうのか?

そして今回新たな北海道要素、あるあるは登場するのか?

なまら気になるっしょや!

(なまらネタバレありでお送りします)

だい7わ 期末試験はなまらゆるくない

『道産子ギャルはなまらめんこい』

2024年 日本アニメ

上映時間 約24分

原作    :伊科田海

総監督   :湊未來

監督    :星野美鈴

(声の出演)

四季 翼(しきつばさ)   : 島崎信長

冬木 美波(ふゆきみなみ) :佐倉綾音

秋野 沙友理(あきのさゆり):花守ゆめり

夏川 怜奈(なつかわれな) :上田麗奈

松尾 隆弓(まつおたかゆみ):松岡禎丞

 

目次

 

あらすじ

東京から北海道北見市に引っ越してきた男子高校生、四季翼は壮大な雪景色の中で女子高生、冬木美波と出会う。

美波は金髪、付け爪、生足、巨乳のギャルで、初対面の男子に対し、いきなり腕を組んでくるような距離感バグっている女子高生だった。

女性慣れしていない翼は、まったく自分の好みではないが、魅力的な美波にとまどってしまう。

 

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「ゆるくない」とは

今話のタイトルにある「ゆるくない」とは北海道弁で、「きつい」や「大変だ」を意味する言葉です。

これも若い世代はほとんど使うことがない方言ですね。

 

感想

夏川先輩と一緒の通学

期末テストで学年10位以内に入らなければ、東京へ帰す!」とおばあちゃんに通告され、テンション低く学校へ向かう翼。

そこで翼を待っていた夏川先輩、2人は一緒に学校に行くことに。

2人の会話の中で、夏川怜奈が自分が極度の歴史フェチ、レキジョであることを自白します(いやあ、前回の内容でわかりましたけど・・・)。

 

夏川怜奈はパーフェクトガール

翼との会話の中で、夏川先輩が入学してからずっとテストで学年1位を取り続けていることが発覚。

外見もよく、頭もいいとは、まさにパーフェクトガールです。

 

そのパーフェクトガール夏川先輩に、勉強を教えてもらうことになった翼。

テストまでの3日間、(図書委員の特権を使って)2人きりで図書準備室で勉強することになりました。

 

合言葉は?「五稜郭!」

図書準備室に入るためのワードに「五稜郭」を使うレキジョの夏川先輩。

土方歳三ファンだったりするのでしょうか?

それとももっとマニアックなところに行くか?

 

五稜郭とは

五稜郭」とは江戸時代末期に江戸幕府蝦夷地(北海道)の箱館(現在の函館市)に建造した城郭のことである。

現在は「五稜郭公園」として一般開放されており、函館の代表的な観光地になっています。

 

「私とデートしてください」

夏川先輩との1日目の勉強会の後、翼の決意を聞いた夏川先輩が

私やっぱりご褒美が欲しいです。もし四季君が目指してる順位に入れたら、私とデートしてください

夏川怜奈、学年が上だからか、それともそういう性格なのか、かなり大胆な女性です。

 

畳の部屋で勉強している夏川怜奈

翼と夏川先輩がスマホで通話しながら勉強しているシーンで、夏川怜奈の部屋が映し出されますが、畳の部屋で床に座って勉強してます。

さすが和風大好きキャラですね。

豪邸といった感じの四季家のとなりにある夏川家の住宅も映し出されますが、四季家と比べると普通の家といった感じです。

 

テストの結果は!

秋野沙友理(1年) 5教科合計:386点 順位:72位(176人中)

冬木美波 (1年) 5教科合計:237点 順位:148位(176人中)

四季翼  (1年) 5教科合計:480点 順位:3位(176人中)

夏川怜奈 (2年) 5教科合計:497点 順位:1位(172人中)

翼、美波、沙友理の仲良し3人組の学力の差が、数字となってはっきり表れてますね~。

そして翼の勉強に付き合いながらしっかり学年1位をとる、夏川先輩のパーフェクトガールぶりがすごい。

 

そして翼と夏川先輩の和服デートへ!

和服姿も素敵な夏川先輩。

ラベンダー色の和服がとても似合います。

翼「僕なんかでよければ、ぜひお供させてください」

怜奈「いいですねその返し武士っぽくて!」

 

「とりまサツドラ行って、化粧品買って・・・」

ドライブ中の冬木ママのセリフですが、ここで「サツドラ」というワードが出ました!

 

「サツドラ」とは

株式会社サッポロドラッグストアーが運営する「サツドラ」は、主に北海道に展開しているドラッグストアチェーンです。

北海道外に店舗があるか調べたら、東京都に1店、沖縄県に3店あるようですね。

東京はともかく、沖縄にあるとは意外でした。

同じ北海道に本社があり、全国展開しているツルハドラッグと比べると、道民にとってはセイコーマートのように地元に根差している感のあるドラッグストアです。

これは個人的感想ですが、サツドラの顧客満足度は非常に高いと思います。

 

「つばちが女の子とデートしてるよきゃーっ(>_<)」

翼と夏川先輩が和服デートしているのを目撃した冬木ママが、美波にLINEで報告。

面白くなってまいりました!

 

まとめ

夏川先輩のおかげでおばあちゃんが課した試練を無事突破でき、彼女との仲が深まった感のある翼。

学力レベルを考えても夏川先輩が翼のパートナーにふさわしい気もしますが、2人の中を美波が知ることになり、三角関係が始まってしまうのか。

そして出尽くした感もある北海道要素、あるあるはどうなるのか?

次回が楽しみです!

したっけ!!

 

(アニメ「道産子ギャルはなまらめんこい」感想)

・道産子がアニメ『道産子ギャルはなまらめんこい』第1話を観てみた感想

・【道産子がレビュー】アニメ『道産子ギャルはなまらめんこい』第2話を観た感想

・【道産子がレビュー】アニメ『道産子ギャルはなまらめんこい』第3話を観た感想

・【道産子がレビュー】アニメ『道産子ギャルはなまらめんこい』第4話を観た感想

・【道産子が解説】アニメ『道産子ギャルはなまらめんこい』第5話を観た感想

・【道産子が解説】アニメ『道産子ギャルはなまらめんこい』第6話を観た感想

 

 

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